打ち切り短命に終わってしまった漫画たちの紹介

打ち切り漫画研究 ~こうすればよかったのに~

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リニューアルしました

こちらのブログはリニューアルして、打ち切り漫画の紹介サイトになりました。
人気がなかったために打ち切られた短命漫画(主にジャンプ)の、何がダメだったのか、どうすれば人気が出たのかを、後出しジャンケンだからこその視点で書いていこうと思っています。

で、今までのコミック大全はパワーアップ(?)して、こちらに移動します。
http://comicdate.web.fc2.com/index.html
まだまだ工事中ですが、随時更新していきます。
よろしくお願いいたします。
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  1. 2015-06-25 18:00 |
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すもも

天沼俊先生の週刊少年ジャンプ唯一の作品。詳細はコチラ→
短命に終わってしまった原因はこれだ! 

◎そもそも長期連載する気がない・・・
これを言っちゃあおしまいなんですけどね・・・でも明らかに大ヒット作を目指して連載を始めたようには思えない。だから、ここで取り上げるのも微妙な作品ではあるんですが、当時読んでいた読者には印象深い作品だったと思うので紹介します。
設定としては、ある女の子のところにダメロボットがやってくるという、『ドラえもん』を代表とする少年マンガの王道でヒットしてもおかしくないもの。しかし、舞台を鎌倉CITYという未来の世界の話にしている為に、読者との距離が遠くなってしまっている。ここはマンガなんだから、ロボットがいる世界のリアルさなんかより、他のマンガ同様に現代(というかわざわざはっきりと設定しなくてもよい)にした方がキャラに親近感がわいてよかったのではないだろうか。
sumomo-03.jpg 
そしてさらに変なのは、その絵柄と雰囲気。吹き出しが三角形になっていたり、背景がほとんどスクリーントーンだったりする。当時のジャンプ連載陣では当然浮きまくりだったし、少年サンデーでも厳しかったと思う。オリジナリティという点ではいうことはないが、少年メジャー誌で連載する作品としては異質すぎた。まあ、こういった作品を堂々と連載できるほどにジャンプに勢いがあった証拠でもあるんですが。


←それでも、ヒットさせようと(?)エロ要素を投入していくんですが、これがまた・・・。
sumomo-01.jpg ということで、ラストはロボットがスクラップ処理されることになってしまって、記憶がなくなって戻ってくるという王道展開。基本的な部分はしっかりと王道なのに、描き方が変わってるとこうも異質になるというよい例といえる。
  1. 2015-06-25 18:00 |
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ミスター♡ライオン

大西志信先生の週刊少年ジャンプ唯一の作品。詳細はコチラ→
短命に終わってしまった原因はこれだ! 

◎すべてが少女マンガすぎる!
lion-001.jpg女子中学校へ赴任してきた無頼漢の男教師が主人公の学園コメディ漫画なのだが、まずは絵柄が思いっきり少女マンガになっている。別に少女マンガ自体が悪いわけではないんですが、『北斗の拳』や『ばくだん』が連載されていた少年ジャンプの中においては厳しかったと思われる。この頃はまだ、少年漫画は迫力のある太い線で描かれなければならないものだったのだ。
また、内容もかなり女子目線(作者は女性)になっていて、女子校が舞台で男教師が主人公といえば、間違いなくエロ要素が入ってくるものですが、この漫画に関してはほとんどない。唯一、裸の出てくるシーンは、生徒の一人が大学生と交際していると思っていたのだが、裸の写真を撮られてロリコン雑誌に投稿されていた、というエピソード時にその裸の写真が小さく描かれるくらいなのだが・・・・・・重い・・・。基本スケベな男の子たちだが、リアルに悩み相談で紹介されるようなエロは望んではいないのだ。
他にも、憧れの先生に便秘を知られてショック!とか、年増(といっても20代)の女性に対する嫉妬とか、いちいち女の子のリアルな所を見せられてしまう感じがあって、まだまだ理想を求めたい男の子達には受け入れがたい作品だったのだろう。
最後は、おばあちゃん理事長をも丸め込んでハッピーエンドで終了。
その後、大西先生は週刊ジャンプでは連載していない・・・。
  1. 2015-06-24 18:50 |
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アルバトロス飛んだ

『かっとび一斗』の門馬もとき先生の週刊少年ジャンプ最後の作品。詳細はコチラ→
短命に終わってしまった原因はこれだ! 

◎ライバルとの関係性が伝わらない
ゴルフの全日本ジュニア選手権の予選をギリギリ通過した主人公の大原一歩が、シードとして本戦から出場することになったアメリカ帰りの倉友健のせいで、予選落ち扱いとなる所から話は始まる。この一歩と倉友は、どうやら幼馴染という設定らしいのだが、二人の関係性にはあまり触れられないままゴルフの対戦へとなだれ込んでしまう。まあ、何より大切なのは試合(バトル)シーンというジャンプの方針的には正解な展開なのかもしれない。しかしながら、肝心の試合もあまりパッとしないまま続いていくのですが、後半になって、二人の幼い頃のエピソードが一瞬だけ出てくる。それは、金持ちの一歩がドライバーでボールを打ちっぱなしにするのに対し、ボールを失くせない倉友はパターの練習ばかりやっていたという思い出話・・・(泣ける)。そう、この作品は、主人公の方が恵まれた環境にいて、ライバルがコツコツ努力をしてきた(結果エリートに)という、多くの漫画の逆の設定になっているのだ。これは良い設定だし、この部分を最初からもっと丁寧に描いていたら、読者も違った目線で試合を見れたことだろう。実際、そのエピソード後の倉友のパットには感情移入できるのだから。なんであれ、試合自体の面白さも重要ですが、それを面白くするのはやはりプレーする人間の背景が見えてこそという、基本中の基本がおろそかになっていたんじゃないだろうか。

◎構成がネタバレしすぎ

ゴルフ漫画の最大の売りは、痛恨の1打から起死回生のミラクルショットで挽回するという展開にある。で、試合最初のショットで森を越えようとして失敗した一歩の2打目。当然ミラクルショットの発動が期待されるのだが・・・。albatros-002.jpg



←これでは次にどう打つかがまるわかりだ。



この前のページで、ボールに落ちている森の影に気づいてスイングを止めるのだが、それですぐにショットさせたほうが、種明かしでの驚きが活きる。要するにこのページまるまるない方が良い。こんな感じで、読者の生理とは微妙に違う展開が随所に見られる。
albatros-001.jpg 
まあ、そもそもがゴルフという題材が厳しかったという点は否めない。
この頃のジャンプは、『キャプテン翼』や『キン肉マン』などで子供の読者層をどんどん増やしていた時期なので、子供に馴染みの薄いゴルフ漫画は分が悪かったろう。
とりあえず、試合は一歩の起死回生のミラクルショットで、同点優勝になり(勝つんじゃないところがまた・・・)、二人だけでプレーオフするところで終了。
門馬もとき先生はその後、月刊少年ジャンプにて、大ヒット作『かっとび一斗』の連載をはじめて、週刊には戻ってこなかった。
  1. 2015-06-22 13:57 |
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スクラム

前作『ああ一郎』がヒットした、こせきこうじ先生の2作目。詳細はコチラ→
短命に終わってしまった原因はこれだ!

◎主人公および主要キャラの好感度がなさすぎ
今回は、高校の弱小ラグビー部が舞台になっていて、主人公はわがままな性格の緒方千太郎。試合に負けると、自分以外が悪いとすべて周りのせいするキャラで、まあこれはスポーツ漫画の主人公にはよくいる手合い。で、部員の五十嵐平次と言い争ったあげくケンカになってしまうのだが、千太郎は自分の実力もないこともわかっていて、わざとやられる。このあたりは、口は悪いがちゃんと考えている的ないい感じの流れ
その後、自分を磨くために2週間の山篭りをするといって家を飛び出すのだが、このあたりからキャラの好感度が怪しくなってくる。まず、山篭りを決めた千太郎に対して、チームメイトの平次は、どうせ続かないと最初から千太郎を全く信じていない。あろうことか、千太郎がいない方がチームがまとまっていいと考える始末。言い争いをしながらも、深いところでつながってるという幻想は遠ざかっていく・・・。
そして千太郎も、嫌になって本当に1日で降りてきてしまうという意思の弱さ。わがままなくせに信念もないのでは、本当にただの嫌な奴だ。
結局、千太郎は山篭りをしたと嘘をついて2週間後に現れ、周りからまつり上げられたまま練習試合が始まるのだが、どうであれ、やるしかない精神で愚直にプレーするという展開も残されていたはず・・・だが、試合が始まってすぐに、相手の強さに挫けて怪我をしたふりをして退場しようとするという・・・。これではもう応援する気にはならない・・・。

◎ラグビーのゲーム場面のしょぼさ
sclum-01.jpg そもそも漫画界的にはマイナー競技であるラグビーを題材にしているので、最初からハードルが高くはあるのだが、そこを魅力的に見せるための絵的スキルが足りなかった点は否めない。

→これが相手校の絶対的エースのタックルを初めてかわす、一番の見せ場となる場面。転んでいる、もしくは飛んでいる?歌舞伎の「飛び六方」にも見える。

sclum-02.jpg 結局、この練習試合は、追い上げたが惜しいところで負けてしまう。本当ならここから問題点を修正して、本大会へという流れになるのが理想だろう。この作品はその後、試合での活躍で周りからチヤホヤされる主人公と、それを妬む部員・安田(どいつもこいつも自分のことしか考えていない!)がケンカして、そして和解して連載は終了・・・。


この作者は、行動と思考がイコールではないキャラを描くのは苦手なのだろう。それを悟ったのか、次作は『ああ一郎』の野球版『山下たろーくん』を描いて大ヒットする。以降、一郎的キャラの主人公の漫画しか描かなくなってしまうのは、仕方がないことなのかもしれない。
そういった意味では、こせき先生の作品中では貴重な主人公キャラの挑戦作といえる。
  1. 2015-06-18 11:47 |
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